アプローチがわからない方必見!現役テニスコーチがタイミングや打ち方を分かりやすく解説!
テニスを始めたばかりの方、テニスをこれから始めようと考えている方向けに
テニス指導歴30年のコーチが、スグに上手に打てるコツを分かりやすく解説。
テニスを始めてからレベルが上がり、並行陣を習得する段階で最初に練習するのが「アプローチショット」です。
並行陣をつくるための最初のショットであり、アプローチの質によってはチャンスにもピンチにもなります。
今回は、そんなアプローチショットのタイミングや打ち方を分かりやすく解説します!
アプローチショットって何?
アプローチショットとはネットに詰めてボレーをするための繋ぎのショットです。
簡易的にアプローチとも言います。
相手が打ってきたボールを深く打ち返すことで、前に出るための時間を稼ぐことができボレーのチャンスが生まれます。
アプローチは威力よりコントロールを重視しよう!
アプローチは直接ポイントを狙うショットではなく、ポイントを取るための前段階のようなショットです。
威力を上げても、浅くなってしまったりミスしてしまっては意味がありません。
大切なのは相手の返球を甘くさせることです。
以下のパターンで相手が返球しにくくなるよう組み立てていきましょう!
・クロスサイドに深く打つ
オーソドックスなのが、コート深くにコントロールしたショットです。
クロスコート深くに打ったボールは滞空時間を稼げるので、前に出る余裕が生まれます。
最初の内は、高い所を通すことを意識し安全にコントロールしていきましょう。
・ショートクロスに打つ
ショートクロスを狙うのは難しいですが、ベースラインに打った時より相手を動かし、オープンコートを作ることができます。
また、相手の前衛が真ん中にカバーに行った場合は、前衛側にオープンコートができるのでかなり有効なショットになります。
ショートクロスを狙う時はネットすれすれを通すことを意識しましょう。
・相手のバックハンド側に打つ
一般的にフォアハンドよりもバックハンドの方が苦手な方が多いです。
なので、アプローチショットもバックハンドに打った方が、厳しいボールが返ってくる可能性が低くなります。
アプローチを狙えるタイミング
アプローチは、相手のボールが浅くなったときが一番狙いやすいタイミングです。
サービスライン付近に落ちるような浅いボールなら、アプローチで前に出るチャンスです。
また、前に踏み込んで打てるため、深い返球も狙いやすくなります。
逆に相手のボールが深かったときは無理に前に出ず、頑張ってこちらも深く返球し
相手からのボールが浅くなるのを待ちましょう!
前に動きながら打つことに慣れよう!
アプローチでは浅いボールに向かって前進しながら打ちますが、普段から前進しながら打つ機会がないと意外とコントロールしにくくなります。
浅くなったボールへ前進しながら打つとき、ボールとの距離が合っていないと身体のバランスを崩しやすくなります。
また、アプローチは前進しながらボールの行き先やポジショ二ングを、打つ前から気にしてしまいます。
まずはボールを打つことに集中します。
最初は難しく考えず、前に詰めながら打つ → 打った後にポジションに入る の動作を慣れるまでゆっくり反復していきましょう!
まとめ
どうでしたか?
並行陣を積極的に構えるようになると、アプローチ次第でポイントできる確率が大きく変わります。
忙しく見えて苦手に感じてしまう並行陣も、一つ一つのショットをゆっくり慣らしていくことで確実に上達します。
諦めずに何度もトライしてみましょう!!