【硬式テニス中級編】ライジングショットを使いこなすコツ3選

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【硬式テニス中級編】ライジングショットを使いこなすコツ3選


1.ライジングショットとは?

ライジングショット」とは、ストローク(ボールを打つこと)の中の1種です。

一般的なストロークは、ボールがワンバウンドをして頂点に達した後に、落ちてきたボールを打ちます。

ライジングショットは、その名の「ライジング」には「上がる」「昇る」といった意味がありますが、

その名前通り、ボールがワンバウンドして頂点に達する前または達してすぐに打つショットのことを言います。

ライジングショット自体は昔からあるショットですが、特別視されていました。その理由には打つ選手が少なかった、打つ機会が少ない。が挙げられます。

しかし、現代のテニスではライジングショットを打つ機会は昔に比べて多くなった、ライジングショットを武器に使う選手が表れたことです。

昔と現代の大きな違いは、回転にあります!

現代テニスはストロークでトップスピンなど回転を多くかけて、ボールを跳ねてミスを誘うなどで打ちやすい打点で打つことが難しいです。

打ちやすい打点で打つためにポジションを下げてしまうと、ドロップショットや短いボールなど前でポイントを取られてしまうなどがあります。

その中で、トップスピンなどボールが高く跳ねる前に打つライジングショットを使うことが多くなった要因です!

通常のストロークと比べて早いタイミングで打つため、高い技術が必要になりますが、習得することで今以上いテニスの戦術は大きく広がるためぜひ最後まで見ていってください!

2.ライジングショットのメリット

ライジングショットはゲームにおいて、必ずしも必要なショットというわけではありません。

ですが!ライジングショットが打てるのと打てないのとではプレーの幅に大きな差が生じます

メリットとデメリットを理解することで、どのケースで使うべきかイメージをしておきましょう!

①早いタイミングで返球でき、相手の時間を奪える!

「ライジングショット」は、ボールの軌道が頂点に達した後、落ちてくるところを打つ通常のストロークと違い

ワンバウンドして頂点に達する前に打つため、通常より早いタイミングでボールを返球するので相手に余裕を与えません!

相手目線からすると、いつもよりワンテンポ早くボールが来るため、しっかりとした打つ準備をすることができず、ミスをしてしまう。。。

テニスにおいて、ボールを打った後は次に備えて体勢を整える時間がとても必要ですが、相手のその時間を奪うことができるのです。

ダブルスの場合、相手の速いサーブに対して、ポジションを下げて打つと、ポーチにつかまりやすくなりますが

「ライジングショット」など早いタイミングで打つことで、相手へのプレッシャーをかけることができ、スムーズに攻撃に入ることができます!

②相手の力を利用して、自分の体力を抑えて打ち返せる!

「強いボールを打てば打つほど、相手から強いボールが返ってくる」のはとても嫌なことです。

「ライジングショット」はボールが頂点の前で打つことを言います。

つまり!相手の打ったボールがバウンドして、頂点に行く前に打つとまだボールに相手の力があるため

ブロック壁のように打ち返すことで、相手の力を利用し、少ない力で打つことができます!

ブロックするのには、筋力は必要なく、むしろある程度脱力した状態の方が相手の力を利用しやすいです!

また、「ライジングショット」はベースラインよりも内側で打つことが多いので、自分の守備範囲を狭くすることができます

このわずかな時間で、ポイントの好守が決まるため、体力に自信がないご年配の方や女性におすすめの1つになります。

下記の記事に「脱力」に対して詳しく記載しているため合わせてぜひご覧ください!

「テニス中級編」脱力して打つための3つのコツ

③角度がついたショットが打てる!

テニスは相手を動かしてオープンスペースを作って、次のボールで決めたり、打ったコースが良いとそれだけでポイントになったりします。

「ライジングショット」は通常のポジションより前に入って打つので、少しネットに近いところで打てることです。

テニスは、ネットに近くなればなるほど、角度がついたコースを狙うことができます!

しかし、「ライジングショット」はバウンドする前に打点を決めるため、技術が必要になってしまいますが、戦術の幅はさらに広がることでしょう!

ライジングショットの打ち方とコツ

では、実際にライジングショットの打ち方を覚えて挑戦してみましょう。とは言っても、ライジングショットもストロークの1つなので、基本のストロークが土台となります。

①テイクバックを早く&小さくする

通常のストロークよりも速いタイミングで打つので、当然、打つ準備も早くしなければいけません。そのコツとして、まずはテイクバックを早くすること。そして、小さくすることが重要です。

当然のことのように聞こえますが、通常のストロークに慣れている人ほど、無意識のうちにバウンドに合わせてテイクバックを行い、一定のリズムでスイングまで行なっている傾向にあります。そのため、意識的に早く小さくテイクバックすることが重要です!

②スイングをコンパクトにする

大きなスイングをするとそれだけ時間がかかりますし、ラケット面でボールを的確にとらえにくくなり、当たりがブレやすくなります。ライジングショットを打つ時は、コンパクトなスイングを心がけましょう。

通常のストロークとタイミングは違いますが、ラケットの真ん中でしっかりとボールを捉えるよう意識しながら打つことがポイントです。

③インパクトの瞬間に身体が伸び上がらないように注意する

ボールをしっかりと捉えるためにもうひとつ重要な点が、上下の動きを少なくすることです。インパクト時に上下運動があると、その分ボールとラケット面がずれやすくなります。上下運動を少なくして打点がブレないようにするために、重心を低くキープし、身体が伸び上がらないように注意しましょう。

まとめ

いかがでしょうか。
ライジングショットは一般的なストロークに比べ、難易度の高いショットです。ですが、ライジングショットを使いこなせるようになると今よりももっとテニスが理解できるようになります。

テニスは「時間」と「空間」を支配するスポーツです。
皆さんもライジングショットを使いこなして「時間」をコントロールしてみましょう!

 

2024年11月26日| テニス| 初心者| 戦術| 技術 |

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