【センターセオリー】知っておくと得をするダブルス戦術！

他のスポーツと同じように、テニスのダブルスでも、ゲームに勝つためのセオリーが存在します。

その一つに『センターセオリー』というものがあります。試合に出ている方なら一度は耳にしたことがあると思います。

ダブルスはペアで戦います。コート上に2人立つと空いているコースが非常に狭く、

どこを狙うべきでかが分からない、迷うという状況に……。特に試合経験の少ない初級者が、経験豊富なペアと戦う時にそのような状況になりやすいです。

本記事では、センターセオリーを解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

 

1、センターセオリーとは

テニスのダブルスのセンターセオリーとは、文字通りセンター（中央付近）に打つことです。

もう少し嚙み砕くとペアの間を狙うということです。なぜセンターを狙うことがダブルスの戦略のセオリーとなっているのか。

どういったメリットがあるのかを解説していきます。

 

2、センターセオリーのメリット

①『ネットの最も低いところに打てる』

センター付近に打つという事は、ネットの1番低い場所を通すことになります。

サイドを狙う時に比べて大幅にネットミスの確率が減るため、安全に攻撃が仕掛けられます。

同時に自らのミスでの失点が防げます。

 

②『センターからは攻撃がしにくい』

センター(真ん中)からだとどこでも狙えそうですが、エース級の決定的なショットを打つ事が難しいのです。

何故ならセンターからだとサイドを狙っても角度がつきづらいからです。

ラリー中に打つコースに迷った際は、一旦センターを狙っておきましょう。そうすることで相手からの強烈なショットを防ぐことにも繋がります。

 

③『相手ペアにで迷いが発生する』

よくあるケースとして平行陣の相手に対し、２人の間を狙って打つと、お互いに譲り合ってお見合いをしてしまうことがあります。

ボレーは反応が遅れるとミスがでるショットです。

２人の間に打たれたショットの処理で一瞬でも反応が遅くなるとミスしたり、返球が甘くなることが多くなります。

この瞬間を見逃さずに攻めれると良いでしょう。

 

④『両サイドにオープンスペースができる』

相手2人をセンターに寄せることで、相手2人のサイドにオープンスペースを作ることが出来ます。

相手の陣形を崩し、オープンスペースを作ることがダブルスの攻撃において非常に重要となります。

センターに打つことで、低リスクで相手陣形を崩し攻めることが可能となるのです。

 

⑤『味方前衛がポーチに出やすい』

②の部分で説明しましたが、センターからは角度がつけづらくなります。

サイドが狙いにくいという事は、センター付近に返ってくる可能性が上がるという事になり、ポーチにも出やすくなります。

相手のバランスが崩れているような状態であれば、相手が打つ前にで動き出しポーチに出ることも可能になります。

3、注意点

メリットの所で困ったらセンターと説明しましたが、注意点もあります。

それは、『センターを通すので相手前衛に捕まりやすい』という点です。

そのためには、捕まっても決めづらい低い軌道のボールや高い軌道のボールで捕まらない様にを打たなければいけません。

その他にも試合の序盤で、ストレートに打つ、自分の体勢が整っている時に打つ、相手の陣形が崩れかけている、

または崩れているといった有利な時に使うなどの工夫が必要となります。

この様な工夫をして、相手前衛のポーチを回避して有効に活用しましょう。

まとめ

今回は、ダブルスにおける重要戦術『センターセオリー』のメリットを解説しました。

センターセオリーの最大のメリットは『安全に攻められる』ということです。

これは、高い確率で安全にポイントを取れるということにつながります。

なので、センターセオリーはダブルスでは必ず身につけておきたい戦術です。

まずは実践をオススメします。センターセオリーを身につけて強いダブルスを目指しましょう。