【現役コーチが教える】テニス肘でお悩みの方必見!予防と対策3選
テニスを始めたばかりの方、テニスをこれから始めようと考えている方向けにテニス指導歴30年のコーチが、スグに上手に打てるコツを分かりやすく解説。
今回は、テニス肘の予防と対策をご紹介していきます!
≪テニス肘とは≫
正式には「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」という肘の疾患です。
テニスプレーヤーに多いことから「テニス肘(テニスエルボー)」と呼ばれ、
テニスプレーヤーの3~5割の人が経験したことがあると言われています。
≪テニス肘の原因≫
①「腕の使い過ぎ」
テニスは、何度も「ラケットを振る」という動作を繰り返し行います。
週3回以上のテニスを行う事で、テニス肘の発症頻度が上がるという報告があり、発症の多くは「腕の使い過ぎ」がほとんどです。
②「衝撃」
ラケットでボールを打つ時の衝撃が、手首から腕に加わります。繰り返し加わり続ける事で、炎症が起き痛みが出ます。
経験の浅いプレーヤーの場合は、ラケット面に正しくボールを当てることができず、これが原因で発症する事もあります。
また、ラケットやガットの硬さ、衝撃の吸収性などが関係してるケースも考えられます。
③「年齢」
40代以降で発症する人が増えると言われており、年齢も要因のひとつです。
年齢とともに筋肉が硬くなり、同じ負担でも損傷が起きやすくなります。
≪予防と対策≫
①「ストレッチ」
- 右肘を伸ばして、左手で右手を持ちます
- 左手で右手関節を、手のひら側に曲げます
- 手首を曲げた状態で、指も曲げる
30秒程度ゆっくりと伸ばしてください。痛みに合わせて2~3セット行います。
前腕の外側がしっかりと伸びていることを感じましょう。
②「サポーターを装着」
肘の痛みを防ぐには、専用バンドやサポーターの使用も有効です。筋肉の固定と衝撃吸収の働きがあります。
同時に手首の固定を行うとより有効です。
③「トレーニング」
- 肘を伸ばし手のひらを下にして、重りを持ちます。
- 手首を反らすように、重りを持ち上げます。
- 手首をゆっくり下げていきます。
10回×3セット程度で、1回5秒かけて下げます。
ゆっくりスムーズに下げる事を意識しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
肘に痛みを感じたら、まずはなるべく手を休め、ストレッチやサポーターで肘の負担を減らしましょう。
痛みがある時はストレッチを優先し、その後トレーニングに移ってください。
痛みがなくても予防と対策が重要です。ご紹介した予防と対策を実践しテニスを楽しみましょう!