「現役コーチが教える」 スピンサーブのコツ4選!!

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「現役コーチが教える」 スピンサーブのコツ4選!!


 

テニスにおいてサーブは、唯一相手に邪魔されることなく自分のペースで打つことができるショットです。また、試合においても自分のリズムを作るのに非常に大切なショットとなります。

サーブにはいくつか種類があります。スピンサーブ、スライスサーブ、フラットサーブ、一般的なサーブはこの3種類ではないでしょうか。その中で難しいとされているのが、「スピンサーブ」と呼ばれるサーブです。どのように打てば良いのかわからない、きれいに打つことができないと悩んでいる方が多いかもしれません。上手にスピンサーブを打つにはには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
ここでは、テニスのスピンサーブの特徴や打ち方のコツをご紹介します。

スピンサーブとは

 

スピンサーブとは、ボールに縦回転をかけるサーブのことです。ボールの軌道が山なりになり、進行方向側の回転がかかっているので、サービスボックスに入りやすくなります。
サーブの中でも特に安定性が高いため、「セカンドサーブ」として使われることが多いです。

また、スピンサーブは、バウンド後にボールが高く跳ねるのも特徴です。相手に高い打点で打たせることができるため、厳しい返球を受けにくくなります。

スピンサーブが安定すると、ファーストサーブで思い切ってコースを攻めたり、威力のあるボールを打ったりするなど、攻撃的な戦略を立てられるようになります。サービスゲームを優位に進めるために、欠かせない技術のひとつといえるでしょう。

スピンサーブのコツ

①握り方は「コンチネンタルグリップ」

 

スピンサーブを打つ際は、「コンチネンタルグリップ」をおすすめします。ラケット面が地面と垂直になるように持ち上げたら、包丁を持つイメージでグリップを握ります。

コンチネンタルグリップだと、手首のプロネーション(回内)を使えるようになります。プロネーションとは、手首を体の内側方向に回す動きのことです。プロネーションが使えないと、打球時にラケット面が上を向いてしまいスピンがかからなくなります。

②トスの位置

スピンサーブは、打点よりも上に向かって打たないといけないので、体の前側にトスを上げるとボールの上側を叩いてしまい、打球が下に飛んでしまいます。
ボールの軌道を高くするために、頭上かボール1個分ほど後ろの辺りにトスを上げるようにしましょう。

ただし、体の後ろ側にトスを上げると、バランスを崩して打ちにくくなったり、怪我の原因にもなるので注意が必要です。

また、打点の位置はあまり高くし過ぎない方が良いでしょう。肘が多少曲がるくらいの位置に設定した方が、体を上手く使えます。

上級者になると、トスの位置を変えることなくサーブを打ち分けられるようになりますが、初心者の方はトスの位置を変え、回転をかけることに集中しましょう。

③スイング方向

スピンサーブはボールを打ちたい方向にラケットを振るのではなく、上方向に振ります。外側にボールを振り出す感覚で、ラケットを振り抜きましょう。右利きの方の場合は左から右にスイングし、ラケット面を使ってボールを転がすようなイメージです。
はじめはゆっくりスイングをして、腕の振り方を覚えるの事を優先しましょう。
ボールの軌道が高いほどバウンド後に大きく跳ねるので、まずは上方向にボールを打つことを意識しましょう。
慣れるまではスピードや回転量をふやそうとせずに、ボールを打ち上げるイメージで打ってみてください。。

④構え方

テニスのサーブは構え方もポイントです。スピンサーブは、ベースラインに沿って体を横向きにする必要があります。ボールがラケット面に当たるまで体を横向きにしておくことで、打ちやすくなります。

右利きの場合、肩のラインが右斜め上方向になるように意識してみてください。
また、構えの段階で手首を手のひら側に少し曲げておくのもおすすめです。自然とラケット面が伏せ気味になり、手首が柔らかく使えます。

 

まとめ

スピンサーブに苦手意識を持っている方が多いかもしれません。しかし、ポイントを押さえて練習をすれば、打てるようになります。跳ね上がる回転をかけられるようになれば、サービスの確率が上がるのはもちろんのこと、頼もしい武器になります。

まずはトスの位置を覚え、外側に振るスイングに身体を慣らしていく事がおすすめです。

確実性が高く安定感のあるスピンサーブは、セカンドサーブの確率をを高めてファーストサーブで攻めやすくなる、上手く決まれば相手の強いショットを防げるなど、メリットの多いサーブです。打てるようになれば、プレーの幅を大きく広げることができます。
スピンサーブを打てるように練習を繰り返し、プレーの幅を広げましょう。

 

 

 

2024年9月17日| テニス| 初心者| 技術 |