テニス ダブルスで勝つためのペアとのコンビネーション3選
スクールや練習で上達してくると、次の目標は「試合で勝つ」などになってくると思います。
仲間同士、ペアで練習してダブルスの試合に臨む方も多いと思います。
ダブルスの試合は、単に各ショットの技術力だけで決まるわけではありません。
技術力以上にコンビネーションが大きなカギになってくるからです。技術力に差があったとしても、考え方ややり方次第で格上の選手にも勝てるたりもします。
今回は、ペアとのゲームメイクや考え方を紹介しようと思います。
これを意識することで、ダブルスは何倍にも楽しくなり、試合での勝率もきっと上がります。
1. それぞれの役割を決める
ダブルスで勝てない多くの方は、それぞれが「シングルスプレーヤー」になってしまっていることがあります。
とにかく早いサーブ。コースもバラバラ。よくわからないタイミングでネットダッシュ。そう言ったプレーは隙を突かれやすく、安定した勝利にはつながりにくいです。
圧倒的なスピードや制球力、技術力があれば話は別ですが、そうでもない限りペアと工夫をしなければ勝てません。
速い球を打てる学生が、ベテランペアなどと当たった際に目にすることがあるかと思います。
そこでカギになってくるのが、それぞれの役割分担です。お互いどのショットが得意で、どのショットが苦手なのか?それぞれの技術力を把握したうえで、最適な戦術パターン(必勝パターン)を身につけましょう。
では、ダブルスでの役割について王道な例をいくつか紹介します。
・得意なサイドを見極めよう
ダブルスにおいてサイド選びはとても重要です。デュースサイトがフアドサイドの2択ですが、自分に向いているサイドを担当するかしないかで、ダブルスの勝率は格段に上がります。
サイドの選び方は人によってそれぞれですが、多くの人はフォアハンド・バックハンドどちらかの得意な方を選ぶ傾向にあります。
意外と盲点なのが、テニスという競技は「得点すること」よりも「得点されない」ことの方が圧倒的に大事です。
分かりやすく言うと、簡単なミスをしないことが重要になってきます。
なので、「フォアハンドの方が点が取れるからデュースサイド」よりも「バックハンドの方がミスが少ないからアドサイド」といったサイドの選び方の方が良い場合もあります。
もちろん、それすらも人によって変わると思うので最初の内は試し試しでそれぞれのサイドに挑戦してみましょう。
・勝ちパターンを確立させよう
先ほど、得点することよりもミスしないことの重要性を上げましたが、かと言って決めに行かないわけではありません。
決めれるところで決めなければ、次はミスにつながる可能性があるからです。
ここでいう「勝ちパターン」とは、ミスをケアしながら確実に得点へつなげれる展開のことです。
色々な例があると思いますがいくつか挙げるとすれば
・ゴール(ポイントゲッター)の形を決めて、ラリーでそこまでの展開をパターン化
・前に出るタイミングをポイント前に決めておく
・センターケアの役割を決めておく
などです。事前にペアと相談しながら決めておきましょう!
2. ポーチの思い切りとペアのカバー
ポーチボレーはポイントを取るための有効なプレーです。試合本番になると足がすくみ中々飛び出せない方も少なくはないと思います。
ですが、事前にペアにポーチへ出ることを伝えておけばオープンコートを気にしすぎず飛び出すことが出来ます。
例えば、サーブを打つペアに事前にポーチに出ることを伝えて、自分がポーチへ出ると同時にそのままサイドチェンジするのも1つの手です。思い切ったポーチに出ることが出来れば、相手のレシーバーへ圧力をかけることもできます。
相手の出方次第で自分の動きもそれに合わせて柔軟に対応するのが望ましいですが、ポーチは出ると決めたら思い切り出ましょう。それで抜かれてしまったら、相手のナイスプレー!と割り切ることが大切です。
3. 相手によって戦術を変える柔軟性を持とう!
試合のレベルが上がってくると、先ほど決めた「勝ちパターン」が通用しない相手にあたることも良くあります。
そんな時に大切なのが、戦術を変える柔軟性です。
試合中はどんなことが起こるかわかりません。
それぞれの相手の苦手なショット・パターンを突いたり、自分の得意を押し付けたり、時にはがむしゃらにしがみついて粘ったりもするでしょう。
なので、ダブルスには限りませんが得意なパターンを数パターン確立出来ると勝率もどんどん上がります。
勝つ以前にいろいろなプレーが出来るようになるとテニスももっと楽しむことが出来ます!
まとめ
いかがでしたか?
ダブルスはテニスの醍醐味の大きな1つです。
最初の内は全てが思い通りなプレーはできないと思いますが、回数を重ねていくうちに自分の身体を思い通りに動かす快感も増えてくると思います。
そうなると、テニスがもっともっと楽しくなります。
ぜひ今回紹介したことを実践して、試合に挑戦してみてください!